Narrative Both sides
私たちは生きる中で、役割や感情、さまざまな側面をまといながら存在しています。それらはしばしば「表」や「裏」として語られますが、本来は切り離されたものではなく、どちらも等しくその人自身の一部だったりします。本Narrativeにおいては、表・裏という概念を持たず、両面ともに作品の一部として共存します。両者にある曖昧な領域は、どこにも属さず、固定された役割や意味から解き放たれた状態にあり、同時にそれは、人の素顔のようなものだとも思うのです。この作品は、その境界をあえて溶かしていく試みでもあります。